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ハリーハウゼン映画の役者さんその2

前回に続き、ハリーハウゼン作品で、二作品以上に出演した役者さんたちを紹介していきます。

パート2は後半カラー作品の俳優さんたちです。ホームページのネタとダブるんですけど・・・

最初はグレゴワール・アスランという役者さん。


ガリバーの大冒険(1960)ではブロブディンナグ国(巨人の国)の王様役。顔が長いという事以外は印象に残っていません。シンドバッド黄金の航海(1973)ではカート・クリスチャン演じるお調子者ハロウンの父親役(お店のご主人でお金持ち)でちょっとだけ出演していました。

そして、お調子者を演じたカート・クリスチャンは、シンドバッド虎の目大冒険(1977)では一転して悪役を演じています。王子の座を狙う、魔女ゼノビアの息子役。特徴のある顔だからすぐに気がつきました。


アルゴ探検隊の大冒険(1963)でオープニングから登場し、悪役であるペライアス王を演じていたダグラス・ウィルマーという人は、シンドバッド黄金の航海(1973)では、黄金の仮面をつけて王様を演じていました。


アルゴ探検隊の大冒険(1963)で、船大工アルゴス役だったローレンス・ネイスミスは、恐竜グワンジ(1969)では名誉欲の権化ともいえるブロムリー教授を演じていました。


最後はパトリック・トルートンという役者さん。

シンドバッド虎の目大冒険(1977)で賢人メランシアスを演じているのがこの人なんですが、アルゴ探検隊の大冒険(1963)にも出演しています。個性的な風貌のこの俳優さん、どこに出演しているのかと思ったら、フリジアの神殿で怪鳥ハーピーに襲われていた盲目のフィニアスという人でした。


興味が無い人にはさっぱり分からないお話でした(;^_^A

でも、結構気が付かないで見ていた人も多いのでは?新発見と思ってくれた方が一人でもいたら幸いです。

ハリーハウゼン映画の役者さんその1

興味の無い人には全く分からない、ハリーハウゼン映画の役者さんたち。

この役者さんがこんな役でも? というわけで、今回はハリーハウゼン作品で、二作品以上に出演した役者さんたちを紹介していきます。

パート1という事で、初期モノクロ作品の俳優さんたちです。

最初はケネス・トビーという役者さん。


『原子怪獣現わる』(1953)と『水爆と深海の怪物』(1955)に出演していて、どちらも軍人役。

この人についてはホームページでも紹介しているように、『遊星よりの物体X』(1951)で主人公の軍人、ヘンドリー大尉を演じているという50年代の特撮映画には欠かせない役者さんです。

『水爆と深海の怪物』でカーター教授を演じていたのが、ドナルド・カーティスという役者さん。


『空飛ぶ円盤地球を襲撃す』(1956)ではマービン博士の監視役としてちょっとだけ登場します。やたらと背が高いという事以外、これといって印象に残っていません。

次はジョーン・テイラーという女優さん。


『空飛ぶ円盤地球を襲撃す』では、マービン博士の妻役、『地球へ2千万マイル』(1957)ではレオナルド博士の孫娘マリサ役で、どちらも知的な印象。

この二作品で競演しているのが、ジョン・ザレンバという役者さん。どちらの作品でも博士役で、ほとんど目立った活躍はしていません。『空飛ぶ円盤地球を襲撃す』ではエイリアンに殺される役で、『地球へ2千万マイル』では、たくさんの登場人物と一緒にちょっと画面に映る程度。

この人はTVシリーズ『タイムトンネル』でも博士役でした。これが一番有名かも。

この写真の人です。


ちなみに、手前の女性はリー・メリーウエザー。映画『バットマン』ではキャットウーマンを演じていました。あまり有名な女優さんではありませんが、SFファンには忘れられない女優さんではないでしょうか。

トーマス・ブラウン・ヘンリーという役者さんもこの二作品に出演しています。どちらも軍人役。ちょっと強面、というか迫力のある顔です。『地球へ2千万マイル』のワンシーン。


後ろにいるのは前出のジョン・ザレンバさん。

今回紹介した役者さんで、その後も映画界で活躍していたのはケネス・トビーくらいでしょうか?

まぁ、日本人の私が知らないだけで、テレビなどに活躍の場を移した人もいるのかもしれませんが、低予算のB級SF作品に出演していた役者さん達は、その後もあまり大きな役には恵まれなかったのかもしれません。

次回はパート2として、カラー作品に登場した役者さんたちを紹介する予定です。

ミステリー映画

今回は、ホームページとは無関係ですが、趣向を変えてミステリーについて書いてみたいと思います。

ミステリー映画・・・大好きです。ホームページを作る時に、ミステリー関係にしようか、SF関係にしようか迷ったほど。小説も大好きなのは言うまでもありません。

考えた末に、ハリーハウゼンなどを取り扱ったホームページがあまり無かったので、こっちに決めました。海外ではハリーハウゼン関係のホームページは結構あるのですけど・・・

ミステリーは映像の良し悪しはあまり関係ないので、古い映画でも内容がよければ作られた時代など関係なく評価されます。勿論映像や音楽の素晴らしさがその作品の大きな魅力になっている作品もたくさんありますが、ミステリーの醍醐味といえばやはり、大どんでん返しに代表される意外な結末、ストーリーや脚本の出来、そして役者の演技によるところが大きいと思います。

好きな映画は古典では『情婦』『悪魔のような女』など。『ジャッカルの日』『探偵スルース』などもいい作品だと思います。『シャレード』はきれいな音楽、俳優、ストーリーと3拍子揃った娯楽映画だが、ミステリーとしてはどうか・・・でも、最後のオチがいいですね、大好きな映画の一つです。

最近の作品では『L.Aコンフィデンシャル』『真実の行方』『黙秘』『隣人は静かに笑う』などが特に面白かった、最近でもないか・・・

『羊たちの沈黙』は怖かった。これ以降ストーリーにサイコが絡んだものが多くなりました。ご多分に漏れず、レクター教授のファンになりました。

犯人探しは映画にはちょっと向いてないかもしれません。

配役で犯人が予想できてしまう場合があるのも原因の一つ。

本だったら自分のペースで考えながら読めるけど、映画の場合まだ推理を楽しみたいのに話がどんどん進んでしまって・・・だからアガサクリスティー原作の映画は面白いものが少ないのでしょうか?

探偵のはまり役がいないのも原因かもしれない。

そういえばクリスティーの最高傑作の一つ『そして誰もいなくなった』は3回ほど映画化されてるがどの作品も納得のいくものではありませんでした。誰もいなくならないで、生き残った人が事件を解決したりするものだから・・・これはもう最悪。

最近は後味の悪い結末の映画が増えてきました。ミステリーではこうゆうのもアリでしょう。意外な結末ということでいいと思う。いつも正義が勝つ・・・では面白くありませんから。

というわけで、今回はミステリー映画の話でしたが、これが最初で最後かもしれないです。

タロスのエクスプラス製フィギュア



レイ・ハリーハウゼンに登場するモンスターの中で、最も人気があるのがこのタロス。

上の写真はエクスプラスから発売されていた物で、この三連休中に友人にいただきました。ハリーハウゼン物のフィギアは沢山持っていますが、これは所有していませんでした。ソフビなのですが、アップにも十分堪えうるその造形は惚れ惚れする出来映え。

ダイキャスト製ロビーに続きエクスプラス製の玩具2度目の登場。エクスプラス・・・本当にいい物作ります。

ギリシャ神話に登場し、その造形はロードス島の巨人がモデルとなったというハリーハウゼン版のタロスに関しては、ホームページのアルゴ探検隊の大冒険のページ(4ページ目から)で詳しく取り上げております・・・と、なにげにホームページの宣伝をしたところで今回は終了させていただきます

(・・;)


スバルR-2のプラモデル



プラモデル第二弾・・・というわけで、前回のシービュー号に続き、我が家で発見された古いプラモデルです。

スバルのR-2という車。ひょっとしてお宝か・・・とは言っても所詮はプラモ。大した価値は無いでしょうけど(_ _。)

山田模型から発売されていた物です。

シービュー号は貰い手が見つかったので、これも誰かにあげます。

今回は組み立て説明書も発見されたので、組み立てて、ブログか掲示板にアップしていただける方を希望しています。箱はありません。

欲しい人はメール下さい。

アウターリミッツ第一話



今回はアウターリミッツ(1963〜1964)について書いてみたいと思います。

ホームページではトラウマ映画のページというのを作りましたが、そこであえて取り上げなかった作品です。

この作品には気味の悪い造形のモンスターが毎回のように登場します。それが売りだったようですけど。

ミステリーゾーンと比較される事が多いですが、アウターリミッツは若者向けに作られたためヴィジュアル志向が強く、宇宙人やモンスターが多数登場したとの事です。

ゲスト・スターも豪華でした。

モンスターなどのデザインはなかなか個性的な物が多かったのですが、実際に映像になったものを見ると、いかにも着ぐるみといった安っぽいモンスターになってしまっている物が多かったのが残念。

特撮を手がけていたのは、プロジェクト・アンリミテッド。
一話あたりの制作費が15万ドルという破格の予算にもかかわらずこの特撮はいったい・・・ほとんど、ウルトラマンの世界。

それでも、目に焼き付いて離れないモンスターは多数。

上の写真は記念すべき第一話『宇宙人現わる』に登場したアンドロメダ星雲の宇宙人です。立体テレビに映し出されたその姿が異常に怖かった。

全身が光っているように見えるのは、ネガポジを反転させて合成しているため。このアイデアははかなり効果的だったと思います。マジで怖かった・・・

実際は黒いスーツでこんな感じ。



・・・・あまり怖くない、というか滑稽な印象すらあります。

しかし、造形が不気味でも決して悪者とは限らない、というのはこの作品の特徴でもありました。この作品のテーマは「人間の心の内側に迫る」ということ。醜悪なモンスターよりも人間の方が悪かったり、という話も結構ありました。

人気番組だったのですが、制作費の高騰が打ち切りの原因になったとか・・・全49話で終了となってしまいました。

トロイア人の力


『タイタンの戦い』(1981)で引退したハリーハウゼンですが、この映画の完成直後に引退を宣言したわけではありませんでした。その後、チャールズ・シニアと共に製作予定だった作品が存在しています。

タイトルは『トロイア人の力』

原作はトロイア戦争の後日談を描いた『アエネーイス』

1980年にアイデアを発展させ、81年にはほぼストーリーもまとまっていたという事です。そして、1983年にはタイトルが『トロイア人の力』(Force of the Trojans)に正式決定。

ダイダロスとイカロス、スフィンクス、女神ヘカーテ、スキュラとカリブディス、トロイの木馬などギリシャ神話でお馴染みのキャラクターが登場する超大作になる予定でした。

ハリーハウゼンは、幾つかのスケッチとスフィンクスの像、そして一連のシーンの絵コンテまで用意していたのだが、あまりこの作品の制作に乗り気ではなかったらしい。60歳を超えたハリーハウゼンにとって、あまりにも仕事量が多く、肩の荷を降ろしたい気分だったという事らしいのですが・・・

上の写真は、ハリーハウゼンが描いたスキュラです。

スキュラとはカリブディスに面する洞窟に棲む海の怪物で、三重の歯を有する六つの頭と12の足を持ち、船が近づくと一度に六人の船乗りを捕まえて食べたとされています。

ハリーハウゼンのイラストはタコのような足を持ち、その数は六本!

足が六本・・・これは意図的なものでしょう。
こういうこだわりを見ると、ファンとしてはちょっと嬉しい。


このプロジェクトにM.G.M.が興味を示していたということです。監督や、主演女優まで決定していたのですが、結局この作品が制作される事はありませんでした。

しかし、リサーチの結果、当時の観客はもっとバイオレンスな作品を求めていたという事が判明します。

ギリシャ神話を題材にしたエンターテイメント作品は当時の観客の要求とは一致しないという見解で、M.G.M.はこのプロジェクトから手を引く事になりました。

その結果、資金調達が困難になり、このプロジェクトはやがて自然消滅する事になってしまいました。

そして1985年にハリーハウゼンは引退を決意し、結果的に『タイタンの戦い』がハリーハウゼン最後の作品となってしまったというわけです。

この作品には、ジム・ダンフォース、デビッド・アレン、デニス・ミューレンらが集まり、ILMがヴィジュアル・イフェクツを担当する事になっていたという事ですが・・・

ハリーハウゼンが乗り気ではなかったって、もしかしてこの辺りに原因があったりして。

これだけの超大作になったら、制作されたとしてもハリーハウゼンが作品をコントロールするのは不可能だったかも。その結果、ハリーハウゼンらしさが感じられない映画になってしまうとしたら、制作されなくて正解だったのかもしれません。

レイ・ハリーハウゼンとレイ・ブラッドベリ



レイ・ハリーハウゼンの映画デビュー作が『原子怪獣現る』(1953)

その原作となった短編小説『霧笛』の作者がレイ・ブラッドベリ。

『原子怪獣現る』は、少年時代からの親友である二人の夢が結実した作品と言われています。

原作といっても、映画で取り上げられたのは、リドザウルスが灯台を破壊するシーンのみで、実際のところは映画と原作はほとんど無関係といってもいいほど似ても似つかないものでした。

この映画の脚本に関しては、原作とは別に書かれたという説もり、核実験の影響を受けたモンスターがニューヨークを襲撃するという映画の準備が進められており、数人の脚本家が何度か脚本の書き直しをしていたらしいのです。

ブラッドベリ自身が語ったところによれば、別の脚本家が書いた作品の改訂を頼まれたところ、そのストーリーが自身が数年前に書いた『霧笛』に似ていると思ったので、その話をプロデューサーにしたところ、『霧笛』を脚色していた事をプロデューサー自身ががすっかり忘れていて、翌日「短編の権利を買い取りたい」と電報が来たという事です。

いずれにしても、プロデューサー自身が『霧笛』を原作と認めており、『霧笛(The Fog Horn)』の改題前のタイトルである『The Beast From 20000 Fathoms』がそのまま映画のタイトルに使用されたというのも事実。

ハリーハウゼンは原作の事を知らずに撮影を進めていて、粗編集の試写を一緒に見たブラッドベリからこれらのいきさつを初めて聞かされ、大変驚いたという事です。



二人のレイは共に1920年生まれ。映画と原作の関係はともかく、二人が大の親友である事は事実です。

美術学校でSFクラブに在籍していたハリーハウゼンは、SFファンと作家の交流会が開かれていたロサンゼルスで、ブラッドベリと出会いました。

ストップモーションの製作者になる事が夢だったハリーハウゼンと、一流の作家になる事が夢だったブラッドベリは意気投合し、それ以来、交友関係が続いているということです。共に、大きな夢を持っていた事と、恐竜が大好きという共通点が二人を結びつけたのかもしれません。

友情を深めた二人は、お互いに電話をかけ合い、何時間も夢について語り合ったりしたということです。

ブラッドベリの作品にも恐竜が出てくるものがいくつかあります。タイムトラベルが可能になった近未来に恐竜狩りを行なうという『サウンド・オブ・サンダー』(2004)は、記憶が正しければ、TVシリーズ『レイ・ブラッドベリ劇場』で一度映像化されています。映画化された作品で有名なものは、『華氏451』(1966)や『何かが道をやってくる』(1983)といったところでしょうか。あまり多くありませんね・・・

ブラッドベリの小説で個人的に一番面白かったのは『火星年代記』

これは面白かった・・・お勧めの作品です。映像化もされていますが、現在見る事は出来ないでしょう。見る事ができてもお勧めはしませんが。


ハリーハウゼンは、1991年にアカデミー賞のゴードン・E・ソーヤー賞を受賞。

ブラッドベリは自らアカデミー協会に電話をし、自分がオスカー像を渡すと言ったそうです。

「心は少年のままでいよう」と誓い合った二人が舞台で抱き合う姿はとても感動的なシーンでした。

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