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悪魔の発明


悪魔の発明(1957)

監督、脚本はカレル・ゼマン

人類に役立つエネルギーの開発を進めるロック教授と助手のハルト。大富豪ダルティガス伯爵はお人好しの教授を騙し、スポンサーとなり、その研究を超兵器開発に利用しようとする。伯爵の企みを知ったハルトは研究施設のある孤島からの脱出を試みるが・・・

と、ゆーわけで

「その時の体験は全て本にまとめた・・・」

という主人公の回想で映画は始まります。いつもながの心ときめくオープニング。

この映像、誰が見ても古い本の挿絵を連想すると思われます。これはもう、あからさまに「動く挿絵」

あるいは

テリー・ギリアムのファンはモンティ・パイソンを思い出すかも。実際、影響与えているんですかね・・・?

『彗星に乗って』はSF創世記の映像を意識したのでは、と感じたものですが、この『悪魔の発明』ではそれよりも遥か昔、それこそ19世紀の挿絵の世界をそのまま映像化しようと試みたのでは、と思えるほどノスタルジックな作風になっています。

銅版画風に描かれた背景と実写のセット、それに切り絵を使ったアニメ、ストップモーション・アニメ、実写の人間や動物などを合成して作られたその映像は、それはもう「凄い」の一言。

この独創性と摩訶不思議な映像を楽しめるか否かはその人次第・・・でしょうね、やっぱり。


実写とアニメの境界が分かりにくいのも、この作品の特徴といえるかも知れません。

とは言っても普通と逆で

アニメ部分がリアルで実写に近いのではなく、実写部分と人間がアニメに近いとでもいいましょうか、二次元の世界に無理無く取り込まれ動き回っているようで、これが何とも不思議な感覚を味わえるのです。

実写の方が簡単なのでは? と思える部分までアニメで描かれていたるするので、意図的にかなりのこだわりをもって作られた映像なのでは、と感じます。

人力飛行機や飛行船、巨大な潜水艦の装備とそこから眺める海底の風景、水中自転車、海賊と帆船、気球、近代的な工場や研究所、ラストに登場する超兵器・・・。私は最初から最後まで魅了されっぱなしでした。


えーと、この映画を一言でいうと

通常の映画で味わうものとは全く別の種類の「感動」を与えてくれた作品

という事になります、私にとっては・・・

絵が素晴らしく、細部まで描きこまれた映像は、全てのシーンが芸術作品のような味わいでした。実際、当時の衣装や室内の小物などを見ているだけでも十分に楽しめるほど。


うーむ、珍しく褒め言葉しか出てきませんけど、この作品に限って言えば、普通の映画批評をするなんて野暮な気がしてくるんですよね・・・

野暮を承知で言わせてもらうとすれば

冒険劇の割には、ストーリー展開がのんびりしているので、ドキドキ感があまり無い事や、サイレント映画を思わせるほどセリフが少ないシーンも一部あったりして、よく見ていないと、物語が分かりずらいかも? などといった点は多くのゼマン作品に共通している事ですが、見る人によっては欠点と映るかもしれません。

でも

ジュール・ヴェルヌに心酔し、ジュール・ヴェルヌに心酔したカレル・ゼマンにも心酔している私にとっては全く欠点とはならないんですけどね・・・。絵として魅せる事を最重視しているのかも?

ところで、映画の原題は「破滅的な発明」といった意味だそうですが、「破滅的な発明」=「爆弾」という発想は時代を感じさせますね。

私などは「悪魔の発明」といったら、もっと自然の摂理に反するような恐ろしいものを想像してしまいます。子供の頃読んでいた『謎のタイムトンネル/不死の世界を発見した』アラン&サリィ・ランズバーグ (著)の影響かも。

この本にはクローン技術やマヤ文明の事が書かれていて、読んでいて結構怖かったものです。信じ難い話ばかりですけど。

そういえば、この本のエピローグに「五千年ごとに一つの文明が終息する」というマヤ文明の民話一節が書かれていて、現在の文明が終息する日付は2011年の12月24日なんだとか。

昨日ですね・・・(^^;)

地球の危機


地球の危機(1961)

北極をテスト航海中の原子力潜水艦シービュー号がヴァン・アレン帯の炎上に遭遇。シービュー号の設計者であるネルソン提督は核爆発の衝撃による鎮火を提案するが、自然消滅説を支持する国連の科学者たちと意見が対立。自説を信じるネルソン提督は地球の危機を救うべく、シービュー号を出航させるが・・・

といったストーリーの作品なのですが

アーウィン・アレンはこの映画の成功をきっかけに、テレビシリーズ『原子力潜水艦シービュー号』 (1964〜1968)を企画し大成功を収めます。

もともとアレンは『海底二万マイル』を撮りたかったらしいのですが、ディズニー版が存在したためにオリジナルを考案して生まれたのがこの作品だそうです。

後にヒット作を連発し、名プロデューサーとなるアレンの原点とも言える記念すべき作品ですね。

後のアレン作品に見られる、良い意味での荒唐無稽さはそれほどでもなく、フライング・サブなども登場しませんが、L・B・アボットのちょっとレトロな特撮は見どころ十分だと思います。

さて

私にとってこの映画は特別思い入れのあるものではないのですが、何かと思うところが多い作品なのであります。

まずは、とてもSF映画とは思えない能天気、ではなくて、嵐の前の穏やかさを思わせる甘い歌声で始まるオープニング

で、その歌が終わると同時に海面に急浮上するシービュー号


いやぁ、格好いいですねー! シービュー号のプロポーションが良いこともあり、とても美しいシーンに仕上がっています。

おそらく誰もが突っ込みを入れたくなるでしょうけど、この角度・・・

そして舞台は艦内へと変わり、ネルソン提督と部下が視察に来たお偉いさんにシービュー号の設備を見せて回るシーンへと続きます。

狭くて暗いという、閉所恐怖症に陥りそうな潜水艦のイメージとは全く違う空間がそこには描かれていました。


多彩なセットと、窓から見える海底の風景・・・良かったです。全部セットで作ったのか、一部は本物の施設でロケをしたのか分かりませんが、あたかもそこにシービュー号が実在しているかのような錯覚さえ覚えるほど素晴らしかったです。

登場人物と一緒に観光でもしているような気分で映画を見ていると、空を覆う炎に遭遇。シービュー号のクルーは国連へと向かいます。

ここから物語は急展開を見せ、シービュー号のクルーたちはヴァン・アレン帯にミサイルを撃ち込むべく、発射地点へ向かって航海を開始。以降はネルソン提督と、ミサイルの発射を阻止しようとする人たちとの攻防がメインとなります。


ネルソン提督の意見が頭ごなしに否定され、誰にも聞き入れてもらえないのはちょっと歯がゆい展開なのですが・・・、まぁ解決方法があまりにも突拍子もないものなので仕方が無いですね。

目的地に到着するまでに待ち受ける数々の試練とは

・機雷

・巨大生物(イカ)の襲撃

・巨大生物(タコ)の襲撃

・難破船の発見とそれに伴うクルーの士気の低下

・提督を精神病患者扱いする精神科医

・提督と対立し、指揮権を剥奪しようと試みる艦長

・作戦を阻止しようとミサイル攻撃をしかける国連艦隊

・部屋を燃やされ命を狙われる提督

・「神の意思に逆らうな」と爆弾で脅迫する男

舞台が艦内に限られているので、これらは視聴者を飽きさせないための工夫なのでしょうけど、よくまぁこれだけ次から次へと・・・

後半の大部分は疑心暗鬼で泥沼化する人間関係が描かれているのですが、せめて船長くらいは提督の理解者であって欲しかったです。

裏切り者は誰か? といったサスペンスはちょっとだけ楽しめましたけど。

そして、この映画の最後のあっけなさは特筆物。

ミサイル発射に成功すると、あっという間にヴァン・アレン帯は消滅。「やったぞ」「おめでとう」「さぁ、急いで帰ろう」でTHE END

あの

その後の地上がちょっと気になるんですけど・・・

難破船で帰国した脱艦者たちって、どう考えても生きて帰れるとは思えないんですけど?

まぁ、いいです(´・ω・`)

そういえば

古い映画を見ていると、どこでも平気でタバコを吸ってますね・・・

『刑事コロンボ』などでも、コロンボだけではなく鑑識までもが平気でくわえタバコで指紋採取してたりとか。

この作品でも提督は場面が変わるたびにタバコに火を付けていたような印象すらあります・・・

最後に

私個人にとって最大の見どころとなったのが、出演している俳優さんたちでした。


豪華、と言っても良いのでしょかね・・・

ネルソン提督はSFファンには『禁断の惑星』のモービアス博士でおなじみのウォルター・ピジョン

ネルソン提督の唯一の理解者はピーター・ローレ
世界屈指の科学者にはどうしても見えないんですけど・・・

ネルソン提督の秘書は『かわいい魔女ジニー』のバーバラ・イーデン

映画の冒頭でトランペットを吹いていたのはフランキー・アヴァロンですね。
「ヴィーナス」や「ホワイ」などのヒット曲を知っている人も多いでしょう。オープニングの甘い歌声はこの人だったのですね。トランペットも名手である本人の演奏によるもの。

精神科医の役はジョーン・フォンテイン

私は『レベッカ』 (1940)でジョーン・フォンテインを知ったのですが、これまでに私が見た全ての女優さんで最も綺麗だと思ったのがこの人。ヒッチコック作品のヒロインは皆綺麗でしたが、私の中ではこの人が一番。

年はとりましたが、相変わらずお美しい・・・

というわけで、

ラストシーンでの彼女の扱いだけは絶対に許せんのです( ̄  ̄メ)


黒い蠍


えー、今更ですが今回は『黒い蠍』(1957)

esmeさんのコメントがきっかけで久しぶりに『キング・コング』(1933)を鑑賞し、勢いで『コングの復讐 』(1933)も鑑賞。さらにはピーター・ジャクソン版キング・コング(2005)も見て、ついでに『黒い蠍』も見てしまったという・・・

ついでとは言っても、この作品結構好きです。私はテレビ放送を見逃していたので、この作品をちゃんと見たのはわりと最近の事なのです。あまり多くは無い「社会人になってから見た古典SF映画」の一つというわけで・・・

; ̄ロ ̄)!!

私の言う「最近」とは、ここ10年位、いや15年位前でも最近のような気が・・・

で、「だいぶ前」というと20年位、でしょうか。

25〜30年以上も前の出来事が「昔は・・・」という感覚。

どーでもいい事ですけど、年取ったって事ですかね・・・?

ところで

ウィリス・H・オブライエンの『キング・コング』はやはり面白いですねぇ。これほどの作品でも批判する人っているのですね。私にはさっぱり理解できませんけど。

1933年の作品を「古臭い」って・・・

そんなの見る前から分かりきった事だし、そんな事で評価をしていたら70年代くらいまでは全部古臭いじゃないですか?

うーん、その時代ならではの映像も含めて楽しんでいる私にはやはり理解できない感覚ですね・・・

ところで

ピーター・ジャクソン版も結構好きです。『コングの復讐 』は・・・

まぁ、気が向いたらそのうち書くかも(・。・)y─┛~~

話を戻して『黒い蠍』ですが

この映画の舞台はメキシコの田舎町。火山の噴火によって蘇った古代の巨大蠍が都会に現れ大暴れ。軍隊との攻防を繰り広げる、といった非常にシンプルなストーリーの作品です。

以下は完全に個人的な好み丸出しの感想ですが

この映画は「おぉーすげぇぇ」って感じる所と「オイオイ、それは無いだろう・・・」って感じる部分のギャップが大きかった印象があります。テンションが上がったり下がったりと忙しい映画でした。

凄いところは

巨大蠍が本当に、あまりにも巨大だった事とストップモーションの動きがかなり出来が良かった事。最初に見た時には結構驚かされました。

人間などひょいと一つまみ。さらには電車や戦車を投げ飛ばし、手を伸ばしてヘリコプターまで捕まえてしまうという凄まじい暴れっぷり。
そして、ハサミの間でもがき苦しむ人間やヘリコプターのプロペラの回転までストップモーションで描かれているという緻密な職人技。


地底での蜘蛛や尺取虫?の動き、蠍との対決シーンも素晴らしかったです。
このシーンは『キング・コング』でカットされた場面を蘇らせようと、当時のモデルを使用して撮影し直したのだとか。
この「地底探検」のシーンの持つ独特の悪夢的な感覚はSFファンのツボに入ること請け合い。

ハリーハウゼンの『巨大生物の島』(1961)を見た時にも感じたのですが、昆虫類や節足動物の動きってやっぱりストップモーションに向いてますね。同時期の傑作『放射能X』 (1954) と比べても、モンスターの迫力に関しては比べ物にならない程素晴らしい出来栄えです。

これらの仕事のほとんどが、助手のピート・ピータースンの手によるものだそうです。この作品の蠍では分かりませんけど、ピータースンのアニメは水中で動いているような滑らかさが特徴です。DVDの特典映像は必見!


で、良くなかったところは

あまりにも出来の悪い合成。蠍の体が透けて見えるしおかしな位置で途切れるし・・・

ガキが不自然にストーリーに絡んでくるところ。何も出来ないくせに「手助けがしたかったんだよぅ」とかイラつくんですけど。大まかなプロット自体は悪くないと思うのですが、突っ込みどころ多すぎです、この作品。

ヒロインが好みでないところ…( ̄  ̄;)
どことなく肝っ玉母さんっぽい雰囲気の人がチト苦手。老けて見えるだけですかね?
あと『黒い絨氈」のエリノア・パーカーとかも肝っ玉母さんに見えて仕方なかったです。

同じ特撮カットの使い回しが多すぎ。
まぁ、これは個人的には何度も見ることが出来て、逆に嬉しかったという・・・でも、別角度で撮影したり、トリミングを変えただけで違うシーンに見せようとしているのがバレバレでちょっと切なかったです。

もっとも不愉快だったのが、蠍の顔のどアップ挿入があまりにも多いところ。
しかも躍動感が皆無でストップモーション用の蠍と顔が違いすぎ(怒)


かなりの間抜け顔・・・

下手な演出の典型、いや、もしかしたら編集段階でそうなってしまったのもしれませんが、コマ撮りのシーンになると2〜3秒後には決まってこの顔が挿入されるのでウンザリしましたよ・・・

蠍の暴れっぷりで燃えて、顔のアップで萎えて、特にクライマックスはその繰り返し。

こうして書いてみると、見どころはストップモーションによる特撮だけのような気もしますけど・・・

まぁ、実際そうかもしれません…( ̄  ̄;)

でも、人間ドラマを中心に描いたモンスター映画も多い中、コマ撮りでこれだけ見せてくれる作品はちょっと珍しいです。

暴れっぷりは怪獣っぽかったですけど、単に巨大生物として描かれているとことは、やはりアメリカ映画だなぁ、といった感想でありました。


1980年の未来予想


というわけで、今回は雑談。

前回書いた作品の舞台が1980年。

1930年に描かれた50年後は、現実の世界とは全く異なるものでした。

私のブログでも多くの近未来SFを取り上げていますが、この作品に限らず、近未来を扱ったSF映画のほとんどが2011年現在実現しなかった、あるいは今後も実現しそうもない作品ばかり・・・と言っても言いすぎではない気がします。

もちろん映画は未来を予想したものではなく、劇場でのヒットを狙って作られているので、的中しなくて当たり前。

それでは、1980年の人が真剣に予想した21世紀の未来とはどのようなものだったのか?

未来予想といえば、SFファンにとっては1960年代に書かれたアイザック・アシモフのエッセイなどが馴染み深いかと思われますが、それは今回は置いておいて・・・

何故1980年なのかといいますと

前回の映画の舞台が1980年で、たまたま手元にあった1980年の雑誌に21世紀の未来予想の特集記事が載っていたという・・・

それだけの理由です。

尚且つ私自身が中学〜高校時代を過ごし、SF小説や雑誌を読みまくっていた時期でもあるので、ちょっと何か書いてみたくなったなぁ、と。

昔の人の未来予想、現在から見たら既に過去となってしまった事が書かれた本って本当に面白いものです。
いい線いっているものや驚くほど的確に当たっているもの、読んでいてドキッとさせられるもの。さらには苦笑させられるものや、今読んでみると爆笑してしまうものまで・・・

ところで

80年代初期の近未来SFで有名どころといえば『ニューヨーク1997』『マッドマックス2』『ブレードランナー』などが挙げられます。

あれ?

この時代に限らず、近未来SFってユートピアよりも退廃的な未来をを描いた作品の方が多いような気がしますね。

いずれにしても、このジャンルが大好きな私は、それぞれの近未来SF作品に描かれた独特の世界観には魅了されっぱなしです。

さて、

かなり著名な方や科学ジャーナリストなど、様々なジャンルの方々が21世紀(現在から見るとすでに10年以上も前)を予想しているのですが、主なものを挙げてみると

・月面基地や宇宙ステーションの完成。人類は火星や金星への移住を開始している。

・太陽熱や風力など、石油に頼る必要が無いほど他のエネルギー源が開発されている。

・ガンの特効薬が開発されている。

・精巧なロボットが人間に代わって危険な作業を行う。

・リニア・モーターカーが運行。音速に近い乗り物が誕生する。

(  ̄_ ̄)

・複合的な機能を併せ持つテレビ電話が普及。

・コンピューターが小型化し各家庭に普及。

・教育形態が変化し、個人の能力に合わせた個別指導が定着。

・映画館は無くなる・・・

(−−!)

・仕事の一部をコンピューターに任せる事により余暇が増える

( ̄" ̄;)ウーム・・・

うーん、こうして箇条書きにしてみるとあまり面白くないですね。アシモフの予想とほとんど似たようなものだし。
実際に文章を読むと滅茶苦茶笑えるんですけどね・・・

宇宙開発や海洋開発、医学などは予想よりもかなり遅れており、パソコンやインターネット、携帯電話などの通信システムは想像以上に進化を遂げているといった印象ですね。

中には技術的には完成していても、予算や政治的な問題で実現に至らないものもあるのでしょうが、私などに分かるはずもありません。

でも、ほとんどの予想が少しずつですが実現に近づいているのは間違いないでしょう。

実現するまでの年月が予想できていないだけで、長い目で見れば全ての予想がいずれは現実のものとなるのかもしれません。

アシモフの科学エッセイや今回参考にした雑誌、さらには「ニュートン」などの記事もそうなんですけど、いつの時代も同じような予想をしてますね・・・

そういえば

20世紀末か21世紀初頭あたりに、同じような宇宙開発の話を「2020年頃には実現するでしょう!」なんてテレビでやっているのを見て苦笑したのを覚えています・・・

2020年にも実現しそうもないですね。今度は2040年頃といった予想になるのでしょうか・・・

自分の周りを見てみると、劇的に変化したものもあれば、全く変わっていないものもあります。

築70年にもなる我が家の変化といえば、トイレが水洗になったのと数年前に屋根の日本瓦を最新の素材のものに変えた事くらい・・・

あ、あと風呂が木製からステンレスになりました。

( ̄△ ̄)y─┛

我が家の変化の無さを見るにつけ、死ぬまでにリニアモーターカーに乗る事は出来ない気が・・・

五十年後の世界


五十年後の世界(1930)

この映画の舞台は1980年のニューヨーク。映画が製作された1930年から見た50年後の世界が描かれているというわけです。

注目すべきは

SFとしては世界初のトーキー(発声映画)であるという事!

で、尚且つミュージカルでもあるという・・・

ミュージカル映画をあまり好まない人は

「どうしてそこで歌うのかなぁ?」

と、多くの場合そう感じるものだと思います。

もちろん、楽曲やダンスシーンが素晴らしく、苦手な人が見ても十分楽しめる作品も数多くありますが、この映画はSF作品なわけで・・・

見終わった後の感想としては、歌う場面は全てカットして欲しかったなぁ、と。

まぁ、本格的にトーキーが流行りだした時代の作品なので、大人の事情とかでミュージカルを取り入れざるを得なかったのかも知れませんけど。

えーと、あらすじを一応書いておきましょう。

仮死状態だった男が、最新の技術により1980年に蘇生する。人々が全て番号で呼ばれる世界で、男はシングル0と呼ばれ、J21という青年と出会う。J21には愛する女性LN18がいたが、1980年には結婚相手は法廷が決める事になっており、ライバルのMT3に有利な判決が下される。その決定を覆すためには、何か優れた業績をあげなければいけない。J21に残された時間は三ヶ月あまり。そこでJ21は、友人のRT42と共に火星行きのロケットに乗り込む事を決意する。密航者のシングル0を含めた三名は無事火星に到着。最初は歓迎された三人であったが、火星人同士の内紛に巻き込まれ囚われの身となってしまう。

かなり荒唐無稽で、あらすじだけでも突っ込みどころがありますけど・・・

で、なんとか脱出して地球へと戻り、その功績が認められ、J21はめでたくLN18と結婚することになってめでたしめでたし。

この作品、いくぶんコメディータッチで描かれているものの、ちょっと中途半端な印象。いっそのこと、50年後に生き返った男の珍行動を主題にコメディーにしたほうがよかったかも知れません。

でも、ストーリーはともかく

この作品は非常に面白かったですo(・∇・o)

舞台が1980年という事は、映画全編が1930年の人が考えた未来像で描かれているという事でもあり、その未来観とデザインが非常に楽しかったという事。

なので、私は最後まで飽きる事無く見ることが出来ました。


番号で呼ばれる住民(ペット含む)

交通手段は車ではなく飛行機

テレビ電話

死体蘇生術

針のない注射器

食料ばかりか飲料までもが錠剤となっている

自販機で購入できる人工培養された子供

などなど

1980年どころか2011年現在でもほとんどが実現していないものばかりですね。

映画自体が科学的考証が皆無だという点から判断すると、1930年の人が本気で50年後にこのような未来が実現すると考えていたとは思えませんけど、どうなんでしょうか?


実験室のネオン管とか、なにやらブクブクいってる試験管類って50年代くらいまでは定番でした。

壁や窓が斜めになっているデザインも60年代までは良く見かけたものです。明らかに機能的ではないのですが、当時としては未来っぽさを表現するのには効果的だったのでしょう。

1970年代以降の近未来映画にはこういったデザインはほとんど見られなくなってしまいました。

そして愛を語る場面で歌う恋人達


あー鬱陶しい(-"-;) 普通の会話にしておけばいいのに・・・

あとは

映画後半の惑星間ロケットと火星探検のシーンもこの作品の見どころの一つ。


女性たちのダンスシーンは古い映画のキャバレーみたいでした。火星人が、優れた科学力を持っておらず、比較的野蛮な人種として描かれていたのはちょっと残念でしたけど。

というわけで

この映画は、アカデミー美術賞にノミネートされたほど評価されたわけですが、興行的には失敗作に終わってしまったそうです。

この時代にセットだけでも25万ドル、全体で110万ドルの予算って凄いですね・・・

その後、これらのセットはユニヴァーサルが買い取り、連続活劇『フラッシュ・ゴードン』(1936)や『バック・ロジャーズ』などに流用されたそうです。デザインが評価されたのか、少しでも予算を回収しようとしたのか、おそらく両方。

その後この宇宙船は『フラッシュ・ゴードン』のザーコフ博士のロケットとして大活躍していました。後部からモクモクと煙を吐き出して飛行するシーンが思い出されます。

宇宙水爆戦


『宇宙水爆戦』(1955)

先日、たあさんのコメントによりDVDが発売されている事を知り、無性に見たくなったので久しぶりに鑑賞。といっても半年ぶり位ですけど。

で、古い記事は削除して改めて書いてしまおうかと。

大好きな作品だったので評価が気になって検索してみると、好意的なレビューを書いている方が多くて安心しました。このDVD発売を心待ちにしていた方も多いようで、なんだか嬉しくなってしまいました。

惑星間戦争に巻き込まれ、拉致されメタルーナ星に連れて行かれた科学者が、善良なメタルーナ星人の助けを借りて地球へ帰還するまでを描いた作品です。

やっぱり面白いですね、この作品。

子供の頃からこの作品は別格で、どういう理由かワクワク度が他の作品と段違いだったのを覚えています。

何故、それほどまでにこの作品に魅了されたのか、というのは自分の中でちょっと不思議だったのですが・・・

非常にテンポがいい、というもの画面に引き込まれた理由の一つだと思うのですが、いつも感じていたのは、これは男向けの作品だなぁ、という事。

まぁ、SFの多くは男子が好むものですが、この作品は特にそういった印象。


前半のインタロシタを組み立てるシーンなんて、何が出来上がるんだろうってそれだけでワクワクしたものです。
組み立てが終了して三角形のモニターが現れた時は感動しましたね、自分で作ったわけじゃないのに・・・。

この感覚はほとんどの女の子には解らないんじゃあないかな? なんて思うのですが、どうなんでしょうか?

映画の前半は地味ながらもミステリアスな展開で、視聴者を上手く惹き付けているといった印象。

そして、惑星間戦争というスケールの大きさもSF少年の冒険心を刺激していたのは間違いないでしょう。

映画の後半、敵の攻撃をかいくぐってメタルーナ星に円盤が着陸するシーンなんて、言葉では言い表せないほど感動たものです。なかなかのスケール感で、このシーンは今見ても血が騒ぎます!

後に本で知ったのですが、30メートル以上もあるセットでガソリンで爆破シーンを演出していたのだとか。

宇宙空間にタイトル文字といったシンプルなオープニングやジョセフ・ガーシェンソンの音楽、さらには研究室の雰囲気なども含め、全てが私のツボに入ってしまいました。

荒廃したメタルーナが何故これほど美しく見えるのか・・・


この映画が有名なのは、映画の最後に登場するメタルーナ・ミュータントのおかげかもしれません。映画は見たことはないけど、このモンスターは知っている、という人も多いのではないでしょうか?

SF関連の書籍でも多く取り上げられ、もはやこの映画のシンボルと言っても良いでしょう。


そのメタルーナ・ミュータントですが、最初の脚本、ジョセフ・ニューマン監督の設定には登場していなかったそうです。

脚本に物足りなさを感じたプロデューサーのウィリアム・アランドの意向で、急遽メタルーナ・ミュータントが登場する事になったとの事。

で、そのモンスターを出すことを条件に映画会社側が製作に合意したのだとか。

このあたりの経緯は書籍によって書いてある事が違うのですが・・・

この時代のSF映画にモンスター登場は必須であり、不自然にならない程度に最初の脚本にモンスターの登場シーンを付け足した、というのは事実のようです。
そのために、映画の終盤に瀕死の重傷の状態でちょっと登場するだけになってしまったというわけです。

もっと活躍してほしかったと見る向きもあるでしょうが、個人的には、これでよかったのでは? と考えております。
映画全編を通して大暴れしてしまったら、逆にこれほどのインパクトは残せなかったかもしれません。
重症を負っていなかったらどうだったんだろう? といった幻想と、活躍しなかった分もっと見たかったという願望が残ったのが結果的に良かったのではないか、と。

ぬいぐるみ丸出しのスタイルで走り回ったら幻滅していた可能性も・・・

名デザインのメタルーナ・ミュータントですが、その容姿は典型的なBEM。

ちなみにBEMとは、パルプマガジンによく描かれていた「大目玉の怪物」(Big Eyed Monster)の事で、初期のSF作品に登場する宇宙人の総称となっております。

このモンスターをデザインしたのは『イット・ケイム・フロム・アウター・スペース』(1953)の一つ目宇宙人や『大アマゾンの半魚人』のギルマンも手がけているミリセント・パトリック。

一体につき二万ドルで計三体作られたそうです。

さて

この映画を語る時にどうしても触れておきたいのが、1972年のカリフォルニア海岸で起こった「アメリカ軍によるUFO撃墜事件」

この事件には決定的な証拠があり、旅行者が偶然、炎を上げながら海に落下する物体を八ミリカメラで撮影していたというのです。このフィルムを分析した航空写真の専門家は「トリックではなく、みずから発光した未知の物体が爆発したフィルムである」と結論づけた、というもの。

『宇宙水爆戦』のラストシーンで、メタルーナの円盤が燃えながら海に墜落する場面を覚えている人も多いでしょう。

旅行者が八ミリで撮影したとされるフィルムが、実はこの映画のワンシーンだったというのがこの事件のオチだったという・・・

そのシーンがこれ


映像を分析した航空写真の専門家って・・・

本当に信じていたのですかね?

あまりにもお粗末な話ですが、こういったUFO関連の目撃談にはよくある話で、あまり知られていないSF映画のセットや映画のワンシーンにエイリアンの死体を合成したものが証拠写真として出回る事も珍しくありません。

まぁ、よく考えてみれば本物の専門家が映画のフィルムに騙されるわけもないし、事件そのものがUFO信者のでっち上げだった、と考えるのが正解かもしれません。

というわけで

私の中では非常に評価が高いこの作品。

古いだけあって突っ込みどころも多いですが、それはそれで楽しむとして・・・


三角形のインタロシタ、空飛ぶ円盤、惑星メタルーナ、そしてメタルーナ・ミュータント。名作という言葉は似合わない気もしますが、私たちをイマジネーションの世界に誘ってくれる良質の古典SF映画だと思います。

もし、メタルーナ・ミュータントが登場していなかったら、この作品はSF映画史に名を残す事が出来たのか?

まぁ、残ったとは思いますが、このモンスターがこの映画の名声(そんなものあるのかわかりませんけど)を決定付けたのは確かでしょう。

で、やっぱりメタルーナ・ミュータントのフィギュア持っているのです。

以前に秋葉原で見たものは、あまりにもリアルすぎて買うのを止めてしまったという思い出があります。

下の画像は、引っ越して部屋が広くなったので、四年ほど前に衝動買いしたわりと新しいもの。それほど精巧ではないですけどまあまあお気に入ってます。ハリーハウゼンとブリキのロボットが多数を占める中、脳みそむき出しのモンスターは浮きまくって置き場所に困っております・・・


親指トム


八年ぶりくらいに熱にうなされ死ぬかと思った・・・

そんな中、布団から頭だけ出してのぞき見した作品が『親指トム』(1958)

「親指くらいの大きさでもいいから子供が欲しい」

木こりの夫婦の願いから生まれた小さな息子トム(ラス・タンブリン)が、金貨泥棒の濡れ衣を着せられた両親の無実を証明するために、村の若者ウディ(アラン・ヤング)と手を組んで二人組みの泥棒(ピーター・セラーズ&テリー=トーマス)を退治するまでを描いたファンタジー作品。

製作、監督はジョージ・パル

これはグリム童話版の『親指トム』を原作とした映画で、パル作品の中でも、もっともファンタジー色が強い作品の一つ。

その映像・ストーリーは、結末も含めて、どことなくディズニー映画を思わせますが、特撮シーンなどを見ているとその違いは一目瞭然。ちょっと不思議なテイストの作品です。

子供向けすぎるきらいがあるし、あまりにもメルヘンチックな作風なので、そういった意味では好みの分かれる作品であると思います。

私にとっても、なかなか手にとって鑑賞してみようという気が起こらないのですが、いざ見始めると面白くて止まらなくなってしまうという・・・

しかし劇中のセリフを聞いていると、単なる子供向け作品ではない、というのは明らかだし、これは名作と言っても良いのかもしれません。

「怒ったまま夜を迎えるな」の文字が刻まれた鳩の置物が登場するシーン

とか

寂しそうに旦那が言った一言

「持ち主のないオモチャは、オモチャのない子供同様 悲しいね」

など

冒頭のこれらのシーンを見ただけで、「これは名作に違いない」と確信する単純な私・・・

ちょっと残念だったのは

木こりの夫婦がそれほど善良そうに見えない点


「刑務所を出たばかりの男と、そんな甲斐性なしをふて腐れた表情で迎える妻」というシチュエーションに見えて仕方が無かったです。

実際、奥さん何で旦那が帰ってくるなり怒ってるのか?

見た目で判断してはいけないのでしょうが、もうちょっと優しそうな顔の役者さんだったら・・・

えー、ストーリーはシンプルで捻りの無いものでしたが、小さなトムにとっては全てが脅威であり大冒険でもあるわけです。

見ている者を飽きさせない楽しい仕掛けも満載。

中でも最大の見所は、トムと彼を歓迎するオモチャたちが繰り広げるダンス・シーン(ミュージカル)でしょう。


「君が来るまでここは寂しい場所だった・・・」

うーむ、このシーンは素晴らしいです。カラフルな色彩ですが、ビデオが古くて映像が汚いのが残念です。

パペトゥーンの技術により命を吹き込まれ踊りだす玩具たち

周りに幸せを振りまくようなとびきりの笑顔とアクロバチックなダンス。ラス・タンブリンはこの役にピッタリでした。ダンスがアドリブっぽいところがなにげに良かったです。

この作品全体を通して披露されるラス・タンブリンのアクションがこの作品を大人の鑑賞に堪えうるものにしていると言ってもいいかも。

「大人が来たぞー!」の号令で、玩具たちが元の位置に戻って動きを止めるシーンなどは『トイ・ストーリー』そのままでちょっとオモシロイ。

これは、プロジェクト・アンリミテッドの初期のお仕事であり、ウォー・チャンとジーン・ウォーレン、ドン・セイリーンらがアニメーターとして名を連ねています。

アカデミー特殊効果賞を受賞したのも納得の出来栄えでした。


役者さんといえば、ピーター・セラーズが泥棒役で出ているのも見逃せません。

キャリア初期の仕事ですね。デブ? それとも変装?

ウディ役のアラン・ヤングはパルの次回作『タイム・マシン』で主人公の親友のおっさんを演じている人ですね。この作品では若く見えます・・・

何度も言いますけど、パルの作品ってキャラクターに対してイラつく事が少ないから好きなんですよね。

うん、これはディズニー映画との決定的な違いでもあります。

しかしながら

おとぎ話のように、めでたしめでたし、と大団円を迎えてのエンディングはやっぱりディズニー映画を思わせます。

ウエディングケーキの上でトムがダンスを披露するラストシーンも微笑ましいものでした。

オスカーを受賞した特殊効果

親しみやすくて覚えやすい音楽

パルの全盛時に作られた、子供から大人まで楽しめるファンタジー映画。

これがDVD化されていないなんて、ちょっと勿体無いです。

巨人の惑星・・・など


先日、知り合いから『借りぐらしのアリエッティ』のDVDを借りて鑑賞したのですが、その時に真っ先に思い出したのが、佐藤さとるさんの小説

『だれも知らない小さな国』

これは面白かったですヽ(゜▽゜*)ノ

中学生の頃に続編も全部読んだし、しばらく自分の周りをキョロキョロと見回していたのを思い出します。

この作品の持つリアリティに圧倒され、コロボックルが本当に現れそうな気がしたものでした。

この本について語りたいところですが、一応SF映画のブログなので・・・

他に思い出したのが、やはり、というか『ガリバー旅行記』を題材にしたと思われる『巨人の惑星』(1968〜1970)でした。

これはアーウィン・アレンの最後のテレビ・シリーズで、この後映画界に進出したアレンはパニック映画の巨匠の称号を得ることになるわけです。

で、また今回もアレン作品ですけど、これは面白かったです。


ちょっと話が脱線しますけど、

これまで私のブログで取り上げたテレビ・シリーズといえば『プリズナーNo.6』と『プロジェクトUFO』くらいものもの。

どちらも比較的マイナーな作品と言ってもいいかもしれませんが、これには理由がありまして

あの、

私なりにですが、ブログで書くにあたって、ある程度の基準というものが一応はあります。

基本的には1970年代までで、80年代でもレトロな雰囲気の作品は取り上げてもいいかなぁ、なんて思ってます。

そして、その作品のみのサイトが存在しているほどのメジャーな作品、あるいは既にあちこちで書かれていると思われるほど有名な映画は書かないという事。

という事は、日本で放送されたほとんどのテレビ・シリーズ、例えば『サンダーバード』とか『スタートレック』『宇宙家族ロビンソン』などはこれに該当してしまうわけです。

映画で言えば『2001年宇宙の旅』『スターウォーズ』などがそうですね。

もう今更、私などが書いても・・・という心境です

さらに書けないのが

とても批評など出来ないほど好きな作品

例えば、私の中では『アンドロメダ…』などは触れてはいけない作品の一つ。

で、上記の両方に該当するのが『ブレードランナー』だったりするわけで・・・

とてもサラッと書く気にはなれません。

だからハリーハウゼンや『禁断の惑星』はホームページまで作ってしまったのですけど。

まぁ、そんな事を言っても実際にはかなりメジャーな作品や心底好きな作品についても書いているし、「いずれは全ての作品を網羅したい」という趣旨には矛盾してしまいますけど・・・

絶対に書かないと最初から決めていたのは

「本日の夕飯」とか・・・

最初からそういう趣旨のブログなら一向に構わないですけどね。

私は格闘技が好きで、よく他人様のブログを見ているのですが、どれほど好きなブログでも、たまーに食事の事とか書いてあると確実に読み飛ばしちゃいますから・・・

えーと、ブログを始めた当初はですね

日本中で数人が解ればいいかなぁ、などと思いつつ・・・

その作品名で検索すれば、確実にこのサイトがヒットするようなマイナーな作品

あるいは

昔テレビでやっていたが、その後目にすることが少ない作品、すっかり忘れていたが、言われてみればそんなのあったなぁ、と思えるような懐かしい作品などを中心に書いていこう、などと思っていました。

これは基本的に今でも変わっていないのですが、そんな作品だけではすぐに終了してしまうので、なかなか難しいものです。

ヤバイ、脱線しすぎ・・・

今回のカテゴリーは「その他」に変更。

でも、この作品に関しては映像を何も所有していないので、個人的な見解はあまり書けないし、画像もネットで集めたものばかりという・・・

ちょっと検索してみたらウィキペディアにも情報がありました。


巨人の惑星(Land of The Giants)

これで十分ですね(^^;)

でも、最後にちょっとだけ感想を

この作品はシリーズ物だったのですが、基本的に一話完結のアンソロジーっぽい作りになっていて、夢中になってテレビを見ていた記憶があります。

手元の本によると

制作費は一話あたり9千万円。経費がかかり過ぎたのと、マンネリによる人気の下降により2シーズンで打ち切り、とあります・・・

アレンのテレビ作品としてはマイナーな部類かも知れませんが、私はこの作品の悪夢的な感覚が大好きでした。文庫本まで買って読んでいたのが懐かしいです。

その後のビデオ化、DVD化が無かったのは残念。もう一度見たい作品ランキングの最上位作品の一つであります。

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