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タイムトラベル映画


えーと、今回は特定の作品ではありません。たんなる思いつきで、時間旅行を扱ったSF映画について。

名作から珍作、ハードなものからコメディまで、ありとあらゆる作風が存在するのがこのジャンル。

時間旅行といえば、タイムトラベルに伴い生じる矛盾。いわゆるタイムパラドックスというやつですが、これには大きく分けて三つの考え方があると思われます。

その1
過去に干渉すると、歴史が変わってしまうという考え方。

その2
歴史は絶対に変える事はできないという考え方。
タイムトラベラーによる過去への干渉自体が、すでに歴史に組み込まれているために結果的に何も変わらないという考え方もあります。

その3
過去に干渉すると別の流れができるという考え方。パラレルワールド。

これを有名な親殺しのパラドックスに置き換えて考えてみると

その1
両親を殺すと、その瞬間に自分も消滅する。

その2
何らかの妨害が入り、どうしても殺す事ができない。

その3
親を殺した後、未来へ戻ると別の世界になっている。

といったところでしょうか。

時間旅行を扱った映画を思い出してみると

タイムパラドックスによって起こる不測の事態。予断を許さない状況の中で、次々と起こる予想外の展開。この危機を回避するためにとるべき行動は? そして、その行動がもたらす結末とは?

といったように、ほとんどの作品がこういったサスペンス性を重視した作りになっている事が分かります。

このパラドックスこそがタイムトラベルを扱った映画の醍醐味となっているわけですね。

ただ

私はこのジャンルはあまり好きではないのです。

なんだか、ややこしくて・・・

特に最近の作品は、複雑すぎて一回見たでけでは理解するのが難しいものが多いですよね? 昔の映画はもっと単純でしたけど。

さらに、

この手の作品には、必ずどこか辻褄が合わない部分があるでしょう? まじめに作られた作品ほど、どうしても矛盾点が気になってしまうものです。

まぁ、実際にはタイムトラベルが不可能なので(おそらく)、タイムパラドックスに対する明確な回答が無いのは当然。映画も皆が納得できる作品が作られないのも当たり前の話なんですけどね・・・

シリアスなものでお勧めの作品は

『12モンキーズ』(1995)あたりはどうでしょうか? これは、良くできているなぁ、といった印象でしたが。


ところで、映画でのタイムトラベルの方法には大きく分けて二つのパターンがあります。

その1
タイムマシンなどの機械が存在し、主人公が自分の意思で時間と目的地を決めてタイムトラベルをする方法。やはりこの設定だとなるべく矛盾がないように脚本を書くのは相当難しいと思われます。

その2
偶発的な事故、あるいは未知の力により、主人公の意思とは関係なくタイムトラベルを起こしてしまうもの。

そういえば、名作『タイムマシン』(1960)は両方の要素がありましたね。

まぁ、タイムトラベルなんてありえないことなので、ファンタジーとして気楽に楽しめれば・・・

個人的な好みは、理屈ぬきで楽しめるコメディ的要素が大きい作品。

そんな馬鹿な、といった演出ももすんなりと受け入れられる『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985) や、なんだか見ていて微笑ましい『スター・トレック4/ 故郷への長い道』(1986)などはいいですね。

ちなみに私の一番好きな作品はこれ


歴史の試験に合格するために、歴史上の人物を電話ボックス型のタイムマシンで現代につれてくるという『ビルとテッドの大冒険』(1989)も面白かったけど、お勧めはその続編である『ビルとテッドの地獄旅行』(1991)

「互いにサイコーたれ!」

二人が広めたロックの思想がが世界を支配している2691年。それを快く思わない一部の人間が、過去に戻ってビルとテッドの抹殺を図るというお話。

前作がアホ映画ならば、続編は意味なしギャグ満載の超お馬鹿映画といったところ。

この作品を見た時、他の映画での鬱憤が一気に晴れる思いがしましたよ。時間を自由に行き来できるのに「どうして先回りしないのかなぁ?」とか、よく思っていたので・・・

未来の自分が時間をさかのぼり、思い通りに武器や仕掛けをセットして悪玉と対決!

これを堂々と実写映画でやるとは・・・

クライマックスでの

「私にもその手は使える」と銃を取り出す悪玉に対し

「一つ考え違いをしたな。時間を仕切れるのは勝者だけだ。お前の銃も俺たちの演出さ!」

と言うと、銃が玩具にすり替えられていたといったやりとりは最高!

さらには

大舞台に立ったビルとテッドが

「しまった、まだ下手なままだった」

といって16ヶ月の集中特訓後、現代に戻ってきてステージで見事な演奏を披露するというエンディング。

おまけに子供まで作って戻ってくるというお気楽ぶり・・・

そうそう、タイムマシンはこう使わなくちゃ! と思ったものです。力技で納得させられてしまったような・・・

この映画のおかげで、未だにキアヌ・リーヴスといえば、この作品のイメージ。えびぞりのエアギターでピロピロピロ・・・


ソイレント・グリーン


久しぶりの更新となりました

えーと、私はだいたい月に20本程度の映画を見ているのですが、この二週間で見た映画は三本程度・・・で、そのうちの1本がこのソイレント・グリーン。

年をとるのが嫌になり、生きているのが辛くなるような作品・・・

他に書きたい作品いっぱいあるんですけど、見ちゃったので今回はこれ。

前回、『人造人間クエスター』について書いたのですが、SFサスペンスつながりでこの作品を思い出し、久しぶりの鑑賞。

監督は『海底二万哩』(1954)や『ミクロの決死圏』(1966)のリチャード・フライシャー。

チャールトン・ヘストン、エドワード・G・ロビンソン、チャック・コナーズ、ジョセフ・コットンなどスタッフ・俳優人はかなり豪華なメンバーですね。

ジョセフ・コットンを見ると『緯度0大作戦』(1969)のマッケンジー艦長を思い出します。

舞台は人口増加と食料不足にあえぐ2022年のニューヨーク。

海のプランクトンを原料とし、食糧不足の切り札となるべく開発された合成食品ソイレント・グリーン。これを製造するソイレント社の幹部が暗殺され、チャールトン・ヘストン演じる刑事ソーンはその捜査の過程で、ソイレント・グリーンに関する驚愕の事実にたどり着く。

衝撃の結末という意味ではオチを書いてはいけない作品なのですが、有名な作品で既にネタはバレバレになっているだろうし、まあ、これは書いちゃってもいいでしょう。

「皆に伝えろ、ソイレント・グリーンは人肉だ。絶対に阻止しろ!」

ソイレント・グリーンの正体を知ったソーン刑事の絶叫が、野次馬にかき消されて THE END となります。

秘密が視聴者に提示された時点で映画は終了。これは一種のリドルストーリー(物語の結末を伏せて、読者の想像にまかせる手法)ですね。

傷を負ったソーン刑事は無事なのか? 真実は人々に伝わったのか、それとも隠蔽されたのか? 伝わったとすれば、飢えた人々の選択は?

かなり恐ろしいその後の物語も想像できるわけで・・・

最も有名なリドルストーリーといえば、フランク・R・ストックトンの『女か虎か?』でしょう。ミステリーファンには馴染みのある作品なのですが、これは面白いですよー!

参照 リドルストーリー 〜結末なき物語〜 http://kuroneko22.cool.ne.jp/ridoru.htm

このリドルストーリーというやつ、名作もあれば中には単に作者が何も思いつかなかっただけでは? と思える作品も多いし、消化不良になるので私はあまり好きではありませんが。

話を映画に戻して

この作品、一部のファンの間では名作扱いされてたりするのですが・・・うーむ、どうなんでしょう?

社会的なテーマを持ち娯楽性を全て排除した作風なので、評価の対象になるのも分かるような気もしますが、はっきり言って映画としては相当出来が悪いと言わざるを得ません。

安楽死させられた人々が人肉として再利用されている、という結末も衝撃といえば衝撃なのですが、いくらなんでもそれはありえないだろう、と思えてしまうのがちょっと・・・

知っている人間全員を口止めして、真実を隠し通すなんてまず無理でしょう?

映画でもよく中だるみという言葉が使われますが、この作品は全体がそんな印象。

ダラダラとメリハリなく物語りが進行。

これって、もしかして意図的にそれを狙ったのですかね?

サスペンスも全く盛り上がらず、淡々とストーリーは進行します。

未来的な小道具は一切なし。未来的な建物も乗り物も全く登場しないので、たんなる低予算映画にしか見えないんですけど・・・

予算は400万ドル程度。ほとんど俳優さんとエキストラのギャラでしょうか?

えーと

悪役に追われるソーン刑事が本部に連絡をするシーンでは

「交換手、警察につないでくれ」

「今、話し中です」

って(;´Д`)

舞台は2022年ですよ! せめてトランシーバーのような通信手段でも思いつかなかったのかなぁ? 

ソイレント・グリーンの正体に気づいた老人ロス(ソーン刑事の同居人)が、人生に絶望したのか、自らホーム(高齢者を安楽死させる施設)へと向かいます。

なぜその前にソーン刑事に話さないのか?

そうする事により、ロスの最後の瞬間を共有するというドラマを演出。さらにはソイレント・グリーンの正体判明を先送りにし、サスペンスを盛り上げるためなのでしょうが・・・

ちょっと不自然すぎます(´・ω・`)

老人が死亡する直前に真相を聞かされたソーン刑事は裏づけを取るためにソイレント社の工場へと向かうのですが、見ている方が拍子抜けするほどあっさりと進入に成功。

あと気になった事といえば

極度の食料不足にもかかわらず、結構デブがいる事。

配給にもれて怒り狂う、丸々と太ったおばちゃん・・・

なぜこの作品の評価が高いのか?

私にはさっぱり分かりません(×_×;)


と、まぁ、色々と書いてきましたが、


見ていてドキッとするような場面が多く、またそれらのシーンがものすごく強烈な印象を残す、というのがこの映画の不思議なところ。

良い意味でも悪い意味でも、です。


映画の冒頭で語られる地球温暖化。

この作品のヒーローであるはずの警官がやたらと職権を乱用する事。演じているのがチャールトン・ヘストンだからなおさら。

足の踏み場もない状態で階段に雑魚寝している失業者たち。

若い女性を「家具」として部屋に置く事。

「本」の代用品として存在している老人たち。

暴動シーン。エキストラ多いなぁ、やせっぽちばかりを集めればリアリティがあったのに。主人公のチャールトン・ヘストンも体格良すぎでしょう?

その暴動鎮圧に使用される重機。ショベルカーを使用して人間を掬い上げ、ゴミのようにトラックの荷台に放り込むシーンの凄まじいこと・・・

イチゴのジャムが一瓶150ドル!

ホームでの安楽死。ちょっとイメージが安直すぎる気もしますけど。

そして、ベルトコンベアーを流れる人間の死体。

どれも鮮明に記憶に残っています。

しかし、

仕事が激務で疲れきっている時にこれを見たのは明らかに失敗。

次は見ていて元気になれる映画にしましょう。

人造人間クエスター


『スター・トレック』のG・ロッデンベリーが製作総指揮・原案・脚本を手掛けた『人造人間クエスター』(1974)

TVシリーズとして企画されたもののシリーズ化はされなかったため、100分のパイロット版だけが残され、それは日本でも何度かテレビで放送されました。

私がこの作品を見たのは何度目かの再放送と思われますが

これは本当に面白かった! SFテレビ・ムービーとしては最高傑作の一つではないでしょうか。


「プロジェクト・クエスター」のプレートがはられた研究室に横たわる完成目前のアンドロイド・クエスター

このアンドロイドを、科学者たちがプログラミングで起動させようとするで場面で映画はが始まるわけですが、最初の数十分、研究施設のシーンでは、物語の伏線となるいくつかの謎が視聴者に提示されます。

クエスターを製造したバスロビック博士は現在行方不明。なぜ博士は失踪したのか? 生きているならば何処で何をしているのか?

バスロビック博士以外の科学者には、クエスターの構造を理解できない。これほどの知識を持ったバスロビック博士とは何者なのか? また、何の目的でクエスターを製造したのか?

これらの謎で視聴者を引き付けつつ、実験は続き・・・

暗号化されていたクエスター用のプログラムを解読しようとして、データの半分を消失してしまったため、新たなプログラムを試したがクエスターは全く反応せず。仕方なく半分が消失した不完全なデータを使用するものの、実験は失敗。

と、見せかけておいて

その夜、自ら目覚めたアンドロイドは残りの作業を自分で行い研究所から脱走してしまう、という筋書き。

自分が何のために生まれてきたのか、という肝心な部分のデータが欠落していたため、クエスターはバスロビック博士の助手であったロビンソンの協力を仰ぎ、「創造主」である博士を探し「自分に課せられた使命」を遂行するために旅立つ・・・

というよりも、「逃走した」と言ったほうがしっくりきますけど。

謎を追って進められるプロットと、限られた時間内に博士に会わないと秘密厳守のため体内に仕込まれた原子爆弾が起動していまうという二重、三重のサスペンス。

面白い・・・、本当に無駄の無い脚本とといった印象。

そして映画のラスト

クライマックスでは、バスロビック博士の正体と、クエスターが作られた目的とその驚くべき使命が明らかになるのですが・・・


なんでもこの作品、リメイクの話が進行中との事なので、衝撃のラストは一応書かないでおきます。

シリーズ化を前提に作られた作品なので、自分の使命を知ったクエスターとロビンソン博士の探求の旅は今始まったばかりなのだ・・・、みたいな終わり方なのですが、先に書いた通りシリーズ化は見送られてしまいました。

その理由は長くなるので省略

いや、簡潔に

簡単に言うと、作品の基本設定の変更を主張するNBCテレビとロッデンベリーの対立。

これまた、ありがちな理由・・・

NBC側がロビンソン役は要らないと言い出し譲らなかったため、それに納得できなかったロッデンベリーが企画から去ってしまったとの事。

作品を見た者からすると、ロビンソンは不要というNBCの主張が全く理解できないんですけど・・・

さて、最後にこの映画の主役アンドロイド・クエスターですが

『スター・トレック』のファンにとっては、TNGのデータ少佐のモデルとして有名? かと思われます。データ少佐の表情や動作、話し方などは、クエスターの演技を参考にしたのは明らか。


というよりもコピーしていると言ったほうが正解かも。自身がスーパー・コンピューターである点や、女性が望めば男性としての機能も有している、といった設定まで同じ。

TNGでは『人造人間クエスター』で描かれていたのとそっくりな場面がいくつかあります。

まずは、アンドロイドが人間の女と愛し合う場面。

第1シーズン『未知からの誘惑』でデータがターシャと一夜を共にするシーンがそれ。まだ影響力のあったロッデンベリーの計らいでこのシーンが実現したとか。

さらに

第2シーズン『ホテル・ロイヤルの謎』では、カジノでいとも簡単にサイコロの目を操るスーパー計算機ぶりが描かれていて、これまたそっくり!

トレッキー必見の演技を見せるロバート・フォックスワースは『奥さまは魔女』のサマンサ役エリザベス・モンゴメリーの最後の夫。クエスター以外では『新・刑事コロンボ/おもちゃの兵隊』の犯人ブレイリー大佐が印象に残っています。

というわけで

私にとってほぼ完璧な作品である『人造人間クエスター』ですが、強いて不満な点を挙げるとすれば・・・

起動したつるつるのクエスターが、人間の姿になるために自分で耳や鼻、そして口を取り付ける(造形する?)シーン

型のようなものを押し当てジュジューってやると鼻、口、耳の完成。

って、いくらなんでもそれは、ほとんどタイ焼き・・・

これ


まぁ、そんなシーンも作品全体の出来を考えるとたいした問題ではありません。

リメイクが実現すれば、これらのシーンも現在の特撮技術でじっくり見せてくれるでしょう。

ただ

基本設定だけは絶対に変えないでほしい。ド派手なアクション・シーンが挿入されるのは目に見えてますけど・・・

恐竜の惑星


原子炉が故障した宇宙船からシャトルで脱出した乗組員たちは、近くの惑星に不時着。そこは恐竜が生息する太古の地球そっくりの惑星だった・・・

というわけで、今回は『恐竜の惑星』(1978)

タイトルそのまんま、生き残りのために乗組員たちが恐竜と戦う、といったストーリーの映画です。

恐竜のストップモーションを主に担当したのはクローキー・プロ出身で『フレッシュ・ゴードン』や『スター・ウォーズ』などにも参加していたアニメーター、ダグ・ベズウィック。
ジム・ダンフォースがマット画を提供。デニス・ミューレンは合成のアドバイザーとして参加。
それ以外のスタッフもほとんどが特撮マンで、恐竜好きの特撮マンが集まって、恐竜ファンのためだけに製作したような作品であります。

製作・監督を務めたジェームズ・K・シェアの指示により、予算のほとんどがストップモーションの特撮に費やされたというこの映画には、ティラノサウルスやアパトサウルスはもちろん、巨大クモなども含めて7〜8種類もの恐竜が登場。特にティラノサウルスは、動き、造形ともにこれまで映画に登場した恐竜の中でも最高傑作の一つ。

ディノニクス(もどき?)のような小型恐竜が登場するのは当時としては画期的だったのではないでしょうか?


全編を通して、コンスタントに登場する恐竜たち。

恐竜映画のスタンダードになってもおかしくない作品、と思われるのですが、一部のSFファン、あるいは恐竜ファンに知られるに止まっている印象です。

その理由は、映画を見れば一目瞭然

確かに恐竜の造形や動きはそれなりに良くできているのですが、ドラマ部分の酷さは、これまでに見た映画の中でも・・・、というよりもこれ以上に酷い作品を挙げる事ができません。

『猿の惑星』(1968)をパクった不時着シーン。やたらと早く沈む宇宙船。

この映画のヒロインかと思った最も綺麗な女優さんは、映画が始まってわずか五分後に恐竜に食べられちゃうし・・・

この人たち本当に役者さんなの?って思うほど不器用で滑稽な演技。未来的なスペース・スーツのつもりなのだが、痛すぎる衣装。

シンセサイザーの鍵盤を適当に押して、それらしい音をだしただけとしか思えない、やたらと耳障りな効果音。

このサイテーぶりはある意味必見ですよ! 恐竜のアニメーションを見せたいだけで、他はもうどーでもよかったとしか思えないんですけど・・・

ちなみにこの映画に登場する奇妙な形をした岩場は、スター・トレックのロケ地として有名なバスケス・ロックス自然公園。

この映画は、『原子怪獣現わる』(1953)のリドサウルスが出てくる事でも有名。


なんだか、やけに小さいような・・・、完全にティラノサウルスの引き立て役。

レイ・ハリーハウゼン自らアニメートした、という話もあるのですが、これは嘘でしょう。日本版のビデオ・パッケージにそう書かれていたことから、こんなデマが広がったのだと思われます。

やたらと気になったのが

この惑星に存在するティラノサウルスは一匹だけ、という設定で話が進んでいるとしか思えないシナリオ。

恐竜を退治するか救助を待つかで揉める一行

仮に一匹だけだとしたら、場所を移動すれば済むことだし、たくさんいるなら戦ってもきりが無いし・・・

一人、また一人と恐竜に殺され

凶暴なティラノサウルス退治に成功した時には、九人いた登場人物も五人となっていました(男三人、女二人)

そして、時は流れ


幸せそうに原始生活を送る五人と一人の子供。結局、救出されることなく月日が流れ、子供までできちゃって・・・

変なエンディング

そりゃないだろう、と思うと同時に、まぁ、こういうのもアリかな、とも。

大作映画ではありえないような結末が見られるのも低予算映画の良いところ。と、私は本気でそう思ってます。

ロボット大襲来


『ロボット大襲来』(1954)の原題は“Target Earth”

この邦題と、街を破壊する巨大ロボットが描かれたポスター

実際の映像とのギャップが物凄いことになっております。こんなシーンどこにも出てこないんですけど・・・

ところで、この映画の邦題はほぼ直訳の『標的は地球』だったハズですが、いつから『ロボット大襲来』になったのか?

まぁ、どうでもいいことです

えーと、映画はノーラ・キングという女性がベッドで目覚めるシーンから始まります。
水道も電気も使えない事を不審におもったノーラが外に出てみると、そこは全くの無人。途方にくれるノーラの前にフランクと名乗る男(リチャード・デニング)が現れるが、彼も何が起こったのか全く事情が飲み込めていなかった。二人は情報を求め、市の中心部へと向かうのだが・・・

うーむ、この前半部分のサスペンスと緊張感は素晴らしい。

ミステリー仕立てのプロットと無人の大都市がかもし出す独特の恐怖感、これはもしかして傑作では・・・?

ちなみに無人の大都市は、早朝のロサンゼルスでロケされたそうです。交通規制など無く、人がいない隙を見計らっての撮影は低予算ならでは。


この作品はちょっと違うぞ、と思ったのもつかの間

軍隊が登場し、金星から送られてきたロボットによる地球侵略が始まったのだと真相が解ってからの後半部分は、あまりにも普通の低予算作品でした。

結局、寝ていたり酔っ払ったりしていて、避難命令に気づかなかった人が街に残されてしまったというだけの事で、残された数名のサバイバルを中心に物語は進行します。

この映画に登場する金星ロボットは、SF関連の書籍、特にロボットを扱った本にはよく載っていたので、見たことがある人は多いと思います。


ビルに映し出される巨大ロボットの影。
しかし、これだけ近くにいるのに物音一つせず。
恐怖に顔が引きつる男の目線の先には


等身大じゃあないですか。しかも極端なO脚。どうやったら、あんな影が出来るのか・・・演出があまりにもヒドすぎます。

雑誌のスチール写真ではそれなりに畏怖を感じさせたロボットではありますが、実際に動いている姿を見てみると、まぁ、ある意味期待通りといいますか・・・

カチャッカチャッという足音は玩具のようだし、ピストルで撃たれて、ピクッと反応するのがとってもキュート。とても冷酷な殺人ロボットとは思えません。

押し倒せば絶対に起き上がれないと思われるその動きはでは、観客の恐怖感を煽るのは不可能というもの。主人公たちを追って階段を登るその姿のドンくさい事・・・

低予算映画の悲哀をこれほど感じさせるロボットも珍しいのではないでしょうか。

で、最後にどうなったのかというと

弱点を発見した軍隊によってロボットが一掃されてしまう、というのがこの映画の結末。

ある特定の周波数の音波に弱い

でかいスピーカーを使用してのエイリアン撃退は、『マーズ・アタック!』(1996)のようなエンディング。


ハリーハウゼンの『世紀の謎・空飛ぶ円盤地球を襲撃す』(1956)や日本の東宝作品ででも見られるように、音波で撃退するというのは昔のSF映画では良くあるパターンでした。

ちなみに、この映画の予算は10万ドル。この当時でも相当安いですね?

でも、何処に10万ドル使ったのかさっぱり解らんのですけど・・・

宇宙征服


『宇宙征服』(1955)

製作ジョージ・パル、監督バイロン・ハスキン。あの名作『宇宙戦争』(1953)のコンビによる作品なのですが、娯楽性に富んだ前作から一転、人類初の有人火星探査を描いたハードSFとなっております。

同じパル作品の『月世界征服』(1950)に近い雰囲気。

ただ目的地が火星に変わっただけ、という気がしないでもないのですが・・・

火星に行って、しばらくの間調査をして、地球に帰還、と。荒唐無稽さも一切無ければお色気も無し。

ストーリーはシンプルそのものなので、順を追って思った事でも

( ̄△ ̄)y─┛


オープニングは宇宙ステーションと完成間近のロケットの映像

宇宙ステーションの回転が速すぎるのが気になりますが、いかにも空想科学映画といった雰囲気は二重マル◎

映画の前半、月探検の準備が進む宇宙ステーションでは、ストレスから精神を病んでしまうクルーを中心とした人間ドラマが描かれています。

宇宙という特殊な空間での男たちの葛藤と苦悩

この作品のテーマってもしかしてこれ?

そして目的地が火星に変更され、今度は火星探検の指揮官であるメリット大佐を中心に男たちの苦悩と葛藤が描かれ・・・

目的地の変更を告げるためにはるばる地球からやってきたフェントン教授を演じているのは『地球へ2千万マイル』(1957)のウィリアム・ホッパー。

目的地の変更に伴い、乗組員の希望者を募るくだりでは、私たち日本人にとって、とても奇妙で不可解なシーンを目にする事になります。

乗組員に志願したイモト(ベンソン・フォン)という日本人が、その理由と任務の重要性を語る場面。

大まかに次のような事を語っているのですが・・・

「日本は戦争をしました。天然の資源を持っていなかったがために強いられたのです。資源に乏しい日本では、人々は紙でできた家に住んでいます。スプーンやフォークを作るための金属が無いので、日本人は箸で物を食べます。我々が滅びないためには他の惑星へ行って資源を探さなければなりません。だから私は火星探検に志願致します!」

(゚Д゚;)

ま、いいか・・・

半世紀以上も前の映画だし

えーと、乗組員の一人にロス・マーティンいるのに注目!

テレビ・シリーズ『ワイルド・ワイルド・ウェスト』のゴードン役や『刑事コロンボ』の『二枚のドガの絵』の犯人役などで有名なロス・マーティンは、この作品が映画デビュー作。

さて、いよいよ火星に向けてロケットが出発

加速によって乗組員たちの顔がゆがむ描写は凄まじいの一言。


笑い殺す気か、と。

このシーンのために乗組員に女性がいないのか、女性がいないのでこのシーンが実現したのか・・・

無重力で浮き上がって頭をぶつける、密航者の発見、機体の故障、船外に出ての修理、乗組員の事故死(ロス・マーティンでした)と宇宙葬、隕石の飛来を間一髪かわすなど、この手の映画ではお約束のシーンが続き・・・

いよいよ火星に到着


フライング・ウイングのような形のロケットの胴体部分がせり上がって、帰還用のロケットが現れるシーン。

おぉー、これはカッコいい

火星のシーンのマット画は、パル作品ではお馴染みの天体画家、チェスリー・ボーンステルによるもの。

調査中には、水不足、メリット大佐の発狂、大地震などの問題が起こり、生き残りのために奮闘するクルーたちの姿が描かれます。

大地震により傾いてしまった宇宙船を、ロケットの噴射で地面を崩し、垂直になったところでエンジン全開。

なんとも乱暴な方法で危機を脱し、地球へと帰還するところで映画は終わります。

大掛かりなミニチュア・セットとマット画による特撮。やたらと合成の粗が目立つものの、1950年代にしてはシリアスすぎる内容は、ひょっとして『2001年宇宙の旅』のルーツはこんなところにあるのかも? と思わせてくれる良質の映画でした。

暗闇の悪魔・大頭人の襲来


『暗闇の悪魔・大頭人の襲来』(1957)

地球侵略のためアメリカの小さな田舎町に飛来しエイリアンが、地元の若者たちに退治されるまでを描いた作品。

「警察や大人になんか任せてられるか、俺たちで宇宙人を退治しようぜ!」

宇宙人vs若者、というストーリーは当時の流行で、以前に書いた『マックィーンの絶対の危機(ピンチ)』(1958)などもこのパターンでした。

監督は『エイリアン』の元ネタとされる『恐怖の火星探険』(1958)のエドワード・L・カーン。製作は『金星人地球を征服』(1956)などのロジャー・コーマン作品を手がけたジェームズ・H・ニコルソン。そして映画会社はAIP(アメリカン・インターナショナル・ピクチャーズ)

というわけで

1950年代に乱造された、典型的なドライブイン・シアター向け格安モンスター・ムービーの一つなのですが・・・

低予算映画という枠の中だけで考えれば、なかなかの良作ではないかと。


絵本で始まり、絵本で終わるというのもなかなか洒落ています。エンディングでは、絵本をめくる手がエイリアンのモノに変わるという・・・

他の映画と決定的に違うのはコメディ・タッチで描かれているという事。

台本が良くなかったため途中からコメディに変更された、という理由からかちょっと中途半端な印象も受けますが、これは結果的に成功だったように思います。

・たったの数名による地球侵略(低予算映画にありがち)

・飛来した宇宙人の弱点は「光」(地球を侵略すること自体が無謀)

・円盤を降りてうろちょろしている所を車に轢かれ(不注意すぎ)

・近所の牛に襲われ(不運か?)

・溶接用のガス・バーナーで宇宙船を破壊され(こんな強度で宇宙空間を?)

・若者の自動車に囲まれ、ヘッドライトを浴びせられて全滅(もはやノーコメント)

と、あまりにも酷い設定・ストーリーなのですが

「間抜けな宇宙人の受難を描いたコメディ」として見るなら、まぁなんとか・・・

その間抜けな宇宙人と円盤のデザイン、造形を担当したのがポール・ブレイズデル。

円盤のデザインはどこかキャディラックなどのテールフィンを思わせます。ドライブインに集う若者を意識して、というのは私の考え過ぎでしょうか?

頭部が巨大なエイリアンは雑誌などでの露出が多く、映画の内容は知らなくても、このエイリアンは見たことあるという人も多いのでは。


ちなみに上記の『恐怖の火星探険』と『金星人地球を征服』のモンスターもブレイズデルの作品です。不細工で不気味、でもどこか滑稽で愛嬌があるのがブレイズデルのエイリアンの特徴。

エイリアンと牛の対決シーンは映画最大の見どころで、爪を指から伸ばし、臨戦態勢で牛と睨み合うシーンはかなりの迫力。

武器は持っていないのか? という疑問は置いておくとして・・・

この映画はポール・ブレイズデルの才能によって救われた映画かもしれません。

エイリアンのキャラが一人立ちしている印象もありますが、個人的には1950年代を代表する作品ではないかと思っています。

名作という意味ではなく、絵に描いたようなB級ムービーという意味で・・・


頭のデカイ宇宙人と円盤、車でキスをすることが大好きな若者たちによる宇宙人退治、他の映画では見たこともないサル顔の役者さんと印象に残らない主人公、そして69分という上映時間の短さ・・・

愛すべきB級映画とはこういうもの

しかし、単にB級と切り捨ててしまうにはちょっともったいないような・・・。SFファンであれば是非とも押さえておきたい作品の一つだと思います。

2300年未来への旅


『2300年未来への旅』(1976)

私はこの作品を結構気に入っていたのですが、ある本にはっきりと「失敗作」と書かれているのを目にして、「あれ? そうなのかなぁ・・・」と思ってネットで検索してみると

本当にあまり評判が良くないのですね(^^;)

ストーリーがお粗末だの、チャチな特撮だの散々な言われようで・・・

確かに見ていると突っ込みどころ、というか疑問点のようなものが次から次へと出てくるし、ドラマ部分がかなりお粗末なのも事実。まぁ、私自身もこれを名作とか傑作などという気は全くありませんが、この独特の世界観・・・

私は大好きな作品です。ここはなんとしても褒めたいところ。

この映画の舞台は2274年の近未来。
地上は荒廃し、人々はコロニーと呼ばれるドーム型の巨大都市に住んでいた。
コンピューターに管理されたその都市では、人口抑制のため、すべての者が30歳になると「再生(生まれ変わり)の儀式」という名目で抹殺されてしまう運命にあった。
ほとんどの住民は生まれ変わりを信じ、儀式を当然の事として受け入れていたが、その寿命に満足できない者の中には、ドームの外にあるという聖域(サンクチュアリー)への逃亡を試みる者もいた。
脱走者たちを取り締るサンドマンの一人であるローガン(マイケル・ヨーク)は、聖域の調査をコンピューターに命じられ、自らが脱走者となりドームからの脱出を試みる・・・

という話なのですが

まずは、この映画のスタッフとキャストをまとめて

監督は『80日間世界一周』でアカデミー賞にノミネートされたマイケル・アンダーソン、プロデューサーは『ミクロの決死圏』『電撃フリント・シリーズ』のソウル・デヴィッド、音楽は巨匠ジェリー・ゴールドスミス、特撮は超ベテランの実力者L・B・アボット。

これらの豪華スタッフに

主演マイケル・ヨーク、ヒロインにはジェニー・アガター、人気急上昇中のファラ・フォーセット、『ナイル殺人事件』(1978)以降は名探偵ポアロのイメージが強いピーター・ユスティノフなど、俳優陣も充実。

これほどのメンバーが揃っていながら、B級のオーラを出しまくっているという不思議な作品。

900万ドルという予算は、当時としは決してB級ではないと思うのですが。

うーむ

このチープさはただ事ではない・・・

まずはこの映画を見ての率直な感想から

色々な要素を詰め込みすぎて、編集で失敗。不自然なシーンが続出。

または

元々の脚本が悪く、意味不明なシーンが続出。その結果、突っ込みどころ満載の作品に。

そこでロボットが出てくるのに何の意味があるの? とか、喧嘩のシーンちょっと長すぎない? とか、プログラムに無い返答をされただけで自爆してしまう程度のコンピューターが管理していたの? とか、最後みんな何処から出てきたの? 皆さん笑顔なんですけど事態を飲み込めてるの? とか

何と言うか、その、次のシーンへの移行が不自然だったり、ある場面がしつこいほど長かったりと・・・

中でも最も気になったのが

ローガンは「あくまでもコンピューターの命令に従って脱走者になったのか」それとも「管理社会に疑問を持ち、自分の意思で脱走者になったのか」また、自分の意思だとすれば「どの時点で見切りをつけたのか」というのがハッキリとしないところ。

コンピューターに寿命を削られ、トチ狂って訳がわからないまま行動しているようにしか見えないのは、映画のヒーローとしてはちょっと見ていて辛かった・・・

・・・

全然褒めていないようですが、私はこの映画大好きです。

この映画の素晴らしいところとしては

まずは特撮を手がけたL・B・アボット

20世紀フォックスの特殊効果主任を務めたL・B・アボットは、パニック映画の巨匠と言われたアーウィン・アレンの特撮スペクタクルを支えた実力者。
主な特撮作品には『蝿男の恐怖』(1958)『地底探険』(1959)『地球の危機』(1961)『原子力潜水艦シービュー号』(1964〜1968)『ミクロの決死圏』(1966)『ドリトル先生不思議な旅』(1967)『猿の惑星』(1968)『ポセイドン・アドベンチャー』(1972)『タワーリング・インフェルノ』(1974)などがあり、

このSFXマンを語ってしまうと、それだけで終わってしまいそうなのであえて省略。

この作品は、この年のアカデミー賞の撮影賞、美術監督・装置賞にノミネートされ、特撮を手がけたL・B・アボットは特別業績賞(視覚効果)を受賞しています。

ドームに囲まれた未来都市


ミニチュア丸出し、オモチャにしか見えませんね・・・

ドーム型の都市なんて、クラゲの死体かと思いましたよ(苦笑)

古いSF漫画やパルプ雑誌でよく目にするデザインなのですが、これが実写版となると意外と少ない。漫画チックなキラキラした未来都市を実写化するというのが、それだけ難しいという事なのでしょうか?

ショッピング・モールを改造したようにしか見えない内部など、あまりセンスがいいとは思えないんですけど・・・


よくこんなのでアカデミー賞取れたなぁ、と思って調べてみたら、この年のライバルはあのリメイク版『キングコング』だったのですね。この作品の公開が1年遅れていたら、アカデミー賞などとは全く縁が無かったでしょう。

なにしろ1977年といえば

『スター・ウォーズ』、『未知との遭遇』といったSF超大作が立て続けに公開された年ですから。

結局ここでも褒めてませんが、次

ジェリー・ゴールドスミスの音楽

さすがに映画音楽の巨匠が手がけただけの事はあります。

ドーム内で使用される未来的な電子音楽と、ドームの外でのオーケストラをハッキリと使い分けるなど心憎いばかり。

えー、この人を語ってしまうと、それだけで終わってしまいそうなので、やっぱり省略。

ヒロイン、ジェシカ役のジェニー・アガター

ずぶ濡れになったローガンとジェシカが服を脱いだ直後に、慌しく毛皮をまとう場面で見せた無意味なヌード。
なんでも、R指定を避けるためにヌードシーンの大部分がカットされてしまったのだとか。

えーと、不適切なシーンをカットしていない完全版のDVD希望。

SF映画の重要な要素のひとつであるロボットも登場


無意味な言動と行動、この作品のチープさに拍車をかけるためだけに出てきたような・・・

まぁ、色々と書いてしまいましたが、ドーム型の未来都市、透明チューブの中を走る車などは、ちょうど私の世代がSF少年だった頃に思い描いた未来都市そのままの映像。それを実写で見る事が出来ただけでも感動モノだったわけです、私にとっては・・・


・・・(;´Д`)

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